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Webアクセシビリティ

骨髄バンク普及映画を作る会」という団体のウェブサイトがある。
その内容は勿論いいのですが、ウェブサイトの“作り方”にちょっと残念な点があります。

当該サイトのトップページには、次のような文言が並んでいる。
引用:

「骨髄バンク普及映画を作る会」では
映画を通してたくさんの方に骨髄バンクを知っていただくために
みなさまからのご支援をお待ちしています。



当該サイトを表示させ、上記の文言が書かれた部分にマウスカーソルを移動して、文章をドラッグして反転表示させることを試みてください。
文章を反転表示させることができない。なぜなら、トップページ自体が、1枚の大きな画像として実装されているからである。

まず試しに、いまご覧のこの記事で、適当な文章をドラッグしてみてください。
この記事の適当な文章をドラッグしてみる
説明画像1

次に、「骨髄バンク映画を作る会」サイトで、同じことをやってみてください。
画像で表現された文章をドラッグしてみる(Google Chrome での見えかた)
説明画像2


私が“残念な作り方”と言ったのはこの点です。
それはアクセシビリティの観点からしてイマイチなのです。
アクセシビリティ(accessibility)とは、「万人にとっての使い勝手のよさ」とでもいうべき言葉です。

ここで、私が当該サイトをイマイチと決め付けたのに対し、疑問を持つ人もいると思います。
「べつに、文章がテキストであろうが画像であろうが、たいして見栄えに変わりはなく、使い勝手が悪化するとは思えない。どうして画像だとダメなのか?」

それは、晴眼者(普通に目の見える者)にとっては問題にならないが、視覚障害者にとっては使い勝手の悪さにつながる、という点がダメなのです。
弱視者がウェブサイトを閲覧するとき、ブラウザの機能でテキスト(のフォント)を拡大して見ることが多い。しかし、問題のページは、文字を大きくしたくてもできません。なぜなら、大抵のブラウザには、画像を拡大する機能が無いにもかかわらず、当該ページはテキストではなく画像でできているから。

全盲者にとってはさらに深刻です。ウェブサイトの閲覧に使っている音声読み上げブラウザが、問題のページに対しては沈黙してしまいます。なぜなら、音声読み上げブラウザは、基本的に「テキスト」の内容を読み上げるものであるにもかかわらず、当該ページはテキストではなく画像でできているから。

アクセシビリティという観点は、「障害者のことを考えましょう」といった道徳じみた掛け声だけでなく、もっと実利的な意味合いからも重要であると思います。問題のページは、現状だと、視覚障害者からのアクセスの多くを弾いてしまっているが、文字を(画像ではなく)普通にテキストで表す、というちょっとした改善によって、今までなら閲覧を諦めていた視覚障害者がアクセスできるようになり、それは取りも直さず宣伝効果アップに繋がるからです。
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