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連係入力者養成の工夫

この記事は、過去記事「第6回パソコン文字通訳シンポジウム」(http://jetmaguro.blog.fc2.com/blog-entry-142.html) の続きです。


大阪府登録要約筆記者の日根真理さんによる講演があり、そこで
「大阪府では、独自の方法で連係入力者を育てている」
という話をきいた。

一人入力と連係入力では、求められるスキルが大きく違う。
一人入力については、その養成方法は、要約筆記者養成テキストにまとめられている。
しかしその一方で、連係入力の養成をどうするかは悩みの種だ。

大阪府での要約筆記者養成にて、いざ初めて連係入力を教えるときには、およそ、次のようにするとのことだった。
ステップ1
受講生AとBがペアになる。そして、数字を1,2,3,4…と入力していく。
ただし「奇数はAさん、偶数はBさんが担当」という約束とする。

ステップ2
今度は「123」がAさん、「456」がBさん、「789」がAさん…という役割分担とする。

ステップ3以降
AさんとBさんは相変わらず連係して数字を打ち続ける。ただし、役割分担を少しずつ複雑なものにしていく。

細かい部分は覚えられず、細部で少し記憶違いがあるかもしれない。
(当日は講演を聴くために聴覚を遮断して、目で字幕を追っていたので、メモがほとんど取れなかった)
ここで重要なのは以下2点である。
  1. 簡単に見えるが、両者が常にペアの入力内容を把握していないと、うまくいかない。たとえばステップ1であれば、タイミングを間違えて表出結果が「123547689....」となってしまうかもしれない。

  2. 題材として、日本語文章ではなく「算用数字の羅列」という、無機的なものを敢えて使用する。

1.は、連係入力の必須ポイントである、
「自分の入力内容だけを見ていてはダメで、パートナーの入力内容もしっかり見る」
ことの訓練を意図している。
また、2.の意図は、恐らく、
「題材に日本語文章を選んでしまうと、入力がだんだん遅れてきたとき、どうしても要約したくなってしまう」
これを避けるためだと思う。すなわち「要約をさせない」工夫に違いない。

この方法は、厚生労働省カリキュラムに則った要約筆記者養成講座で1人入力の修練を積んできた受講生に、はじめて連係入力を教えるときの、最初の取っ掛かりとしても適していると感じた。

私は連係入力育ちで、後から1人入力を学んだ者だが(要約筆記奉仕員から要約筆記者への移行研修)、初めて1人入力に接したときには大きな衝撃を受けたのを覚えている。
「ええっ!こんなに文字を落とすの?!」
一方、厚生労働省カリキュラムで1人入力を修練してきた受講生が、初めて連係入力に接するときには、逆方向の衝撃を受けると予想される。
「ええっ!要約しないでそのまま出すの?!」

大阪府トレーニングは、その衝撃を和らげることができると思うのだ。

あと、これは私の思いつきだが、数字の羅列連係の次のステップとしては、「歌」を使ってもいいと思う。
 Aさん 「あなた変わりはないですか」
 Bさん 「日ごと寒さがつのります」
 Aさん 「着てはもらえぬセーターを」
 Bさん 「寒さこらえて編んでます」
こんな具合だ。
(作詞:阿久悠 作曲:小林亜星 歌:都はるみ http://www.uta-net.com/song/1499/

歌の歌詞は、要約してはいけないですよね。
「変わりはないか」
「寒さがつのる」
「不要なセーターを」
「編んでいる」

(つづく)
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