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ログ提供問題

この記事は、過去記事「全国文字通訳研究会」(http://jetmaguro.blog.fc2.com/blog-entry-134.html) の続きです。


パソコン要約筆記では、終了後に、表出した内容をテキストファイルとしてログに残すことができる。(使用しているソフトのIPtalkにその機能がある)
しかし、現在のパソコン要約筆記の公的派遣では、あえてその機能を使わず、ログを渡していないところが大半だと思う。

その現状に対して、フリートークにて、
「ログを提供してほしい」という強い訴えがあった。
ログが渡せない、というなら、その合理的な理由は何なのか?という疑問も出された。

ログが渡せない理由は、
「要約筆記はその場の通訳である。だから、その結果はその場で消えてしまうものだからだ」
というのが公式見解(?)だと思うが、正直に言って、私もこの理屈は弱いと思う。

たとえば、日本語と英語の通訳現場を考えてみる。
確かに、その場の通訳結果(日本語または英語の音声)は、その場で消えてしまうものだが、一方、通訳を利用する当事者が、その通訳結果を録音することもできる。
その際に、通訳者が、
「待ってください!!通訳結果はその場で消えてしまうものです!!録音は止めてください!」
などと、求めることはなかろう。

通訳結果を、後で利用できる形で残すか残さないかは、通訳の利用者が双方の合意で決めればよいことであって、そこに通訳者が介入する道理はないはずだ。

この問題については、事務局にて「ログ提供のために必要な条件は何か」を考えていて、当日、ホワイトボードに書き出された。その要点は、
  • ログ内容に明らかな欠落、誤りがあっても、利用者は、通訳者の責を問わない。
  • 利用者は、ログの目的外利用をしない。
  • 通訳者は、ログを直接に利用者には渡さず、その場の主催者経由で提供する。
    (主催者の許可がないと、ログは利用者のもとに渡らない)

私は、本当にこれらの条件が守られるならば、ログ提供に問題はないと思う。
(逆にいえば、現状では、これらの条件が守られる保障がないため、ログ提供はできない)

しかし、当日には考えつかなかったが、もう一つ、ログ提供には「著作権」の問題が絡むのではないかと思う。話された内容を文字にすると、そこに著作権問題が発生する余地が生じるのでは?「ログを渡さない」という方針には、そういう困難な問題を回避するため、という理由もあるのではないか、と思った。
(ひょっとすると、当日、ホワイトボードに書かれた「ログ提供のために必要な条件」の中に、この問題への考慮も書かれていたが私が見落としていた、かもしれない)

(つづく)
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