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軽い言葉の人々

東日本大震災の発生直後、私にとって不快なTVCM(?)があった。それは、さまざまな著名人が、1枚の紙切れに「がんばろう」とか、それに類する言葉を書いたものを胸の前で掲げ、カメラに向かって、被災者に向けたメッセージを一言二言しゃべる、というものである。

私には、あんな紙切れ1枚で被災者を励ますことができるとはとても思えない。あれは被災者のためのものではないのだ。被災しなかった大多数の人間が、「絆だよね!」といった一体感を盛り上げるための演出なのだ。被災者は、いわば、そのためのネタとして使われているのだ。私はそのように受け取って、不快になった。

最近、TVニュースを見ていて、またあの時の不快感が蘇ってきた。沖縄の名護市長選挙で、米軍基地移設反対派の候補が当選し、移設反対運動が熱を帯びている、というニュースである。一通りの映像が流れて、次のニュースに移る前に、キャスターが次のようなことを言った。
「摩擦がないようにしてほしいですね」

沖縄の米軍基地問題に関して、「摩擦がない解決」とは一体いかなるものか、私には想像できない。この言葉は名護市民を思い遣ってのものではなく、このキャスターの
「自分はただのニュース読みじゃない!気の利いたコメントだってできるんだぞ!」
という切なる想い(?)から発せられたものだ。

キャスターをしていれば、そういう欲求も出てくるのだろうが、ニュースの重さを鑑みることもなく、適当に口当たりのいいコメントを出す姿勢は、当事者への敬意に欠けていると私は思う。
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