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日赤悪玉説

巷間、「日本赤十字社ボロ儲け説」というのがある。曰く、
「日赤は、献血者に安い菓子を食わせるだけで、献血で得た血液を使って、2万円の血液製剤を作ってボロ儲けしている、けしからん!」
というものだ。
確かに、安い煎餅や無料ジュース2~3杯程度で、献血者1人をおびき寄せて、それで2万円の売上が上がるならボロ儲けのように感じるが、本当だろうか?

●ある献血ルームAの、1日分の稼ぎはいくらか?


日赤が、献血をもとに作った血液製剤は、どの程度の価格なのか。
http://www.kenketsu.com/jp/j4300.html

タイプによっていろいろ違うようですが、大ざっぱに、
「平均して1人分が2万円」
としましょう。

また、献血に訪れる人を、とりあえず
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/1b.html
520万人として、365で割ると、一日あたり約14000人。

全国の献血ルームの数は、よく分かりませんが、
http://www.jrc.or.jp/donation/
これを見ると、多い都道府県で約10カ所、少ないところでも1カ所はあります。
まあ平均して、1都道府県あたり3カ所だとすると、全国では150カ所程度でしょう。

となると、とある献血ルームAを、1日に訪れる人は、14000/150 ≒ 93
きりのいいところで90人とする。まぁ実感としても、大体こんなもんでしょう。

すると、献血ルームAの1日あたりの稼ぎは、90人 × 2万円 = 180万円となります。

●献血ルームAの、1日分の出費はいくらか?


献血ルームのスタッフは、およそ、
・問診の内科医:1~2名
・採血などを担当する看護師:10名程度
・受付などの事務スタッフ:5名程度

それぞれ給料は違うだろうし、さっぱり分からないので、大ざっぱに
「1人平均、日給1万5000円」
とすると、1日あたりの人件費は、1万5000円 × 16人 ≒ 24万円 となる。

また、家賃を考えると、
http://www.sanko-e.co.jp/data
これは都市部のみのデータなので、全国平均だと少し安くして、坪単価を10000円とする。
献血ルームの広さを平均100坪程度だとするなら、献血ルームAの1月あたりの家賃は、100坪 × 10000円 ≒ 100万円。
1日あたりに直すと、100万円 / 30日 ≒ 3万円 となります。

あとは、献血者へのお菓子代を2万円とすれば、献血ルームAの、1日あたりの出費は約30万円程度と言えそうです。

●日赤は「ボロ儲け」しているか?


「30万円の出費で、180万円の稼ぎ!?ボロ儲けじゃないか!!」
…とはもちろん言えません。
そもそも、2万円の血液製剤をつくるために、血液以外にも様々な薬品などを必要とするだろうから、それらの費用だってかかる。
また、安くても数十万円のオーダーであろう医療機器をたくさん抱えて、そのローンの支払いやら、メンテナンス代やらもかかるだろう。
個々の献血ルームだけではなく、各都道府県ごとにある献血センター、あるいは日赤本部の建物の家賃も必要だろう。
それらの職員の給与も必要だ。
それに、なんと言っても研究開発費をけちるわけにはいかない。

また、上記であれこれ考えたのは、日赤の事業のうちの、血液製剤にかかわる部分だけ、しかも、個々の献血ルーム単位の収支(しかも血液製剤の売り上げを個々の献血ルームに配賦するという変な話)…という、非常に限定された部分だけであって、ここでの黒字で、他の事業の赤字を補填していることもあり得る。

というわけで、はたして日赤がボロ儲けしているのかどうかは、結局わかりませんでした。
(やろうと思えば、ネットで得られる情報だけでも、もっと追求することはできると思います。気が向いたらやるかもしれません)
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