川とセシウムと私
それに対して2人が回答していたが、どちらも
「食べない方がいい」
と付け加えていた。曰く、
>荒川や江戸川の河口付近の泥に
>含まれる桁違いのセシウム量を考えると
>基準値を大幅に超えたウナギがいたのが、たしか江戸川だったと思います。
私が先日にボートハゼ釣りに行ったときは、セシウムの「セ」の字も考えていなかった。勿論、釣ったハゼはバリバリ食べました。あまり放射線とか気にしないタチなので。
ただ、「基準値を大幅に超えた」というのは、さすがの私もちょっと気になって、調べてみた。
東京都、基準値超セシウム検出で江戸川のウナギ出荷自粛要請 2013.6.7 19:44東京都は7日、千葉県が同県市川市の江戸川下流域で採取したウナギの放射性物質を検査したところ、食品の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える140ベクレルの放射性セシウムが検出されたことから、関係する2つの漁業協同組合に出荷自粛を要請したと発表した。釣り客らにも注意を促す。
都がこれまでに行った検査では、30ベクレル以下で、基準値を超える放射性セシウムは検出されていなかった。
都によると、江戸川や荒川など周辺の計5河川では年間約11トンの水揚げがあるという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130607/dst13060719460005-n1.htm
「大幅に」なんて言うから、基準値の10倍ぐらいなのかと思ったら、100ベクレルに対して、140ベクレル。
これは私の感覚としては、
「消費期限を2日ほど過ぎた牛乳」
よりはるかに低い程度のリスクです。もちろん飲む。あまり消費期限とか気にしないタチなので。
巷間、放射線が恐怖の大王であるかのように言われますが、今の社会に生きていれば、食品添加物やら、煙草の副流煙による受動喫煙やら、人間関係のストレスやら、健康にとってのマイナス要因はたくさんあります。そこに「放射線による発癌リスク」がちょこっと加わった程度じゃないですか。
別に、東京電力や国による福島原発事故対応のまずさを免責しているわけではありません。
そうではなく、「リア充でない人」である私は、仕事を通じてなんとか社会の隅っこにぶら下がっているが、「リア充の人々」で構成されているこの社会そのものの方が、放射線なんかよりも、はるかに重大なストレス源である、という感覚から述べているだけのことです。